活動について

プロジェクト

小学生手ぶら登下校プロジェクト概要

(社)こどもすこやか研究所は、小学生の登下校の安心安全・健康の向上を目的に

「小学生手ぶら登校プロジェクト」

を推進しています。

プロジェクト背景

小学生が両手に荷物を持って前屈みの姿勢で登下校する姿はよく見かける風景ですが、小学生が登下校時にランドセル以外の手荷物を携行していたことで、転倒した際に手をつけずに歯を折る怪我に及んでしまった事例も多く挙がっています。

・1987年度=7798件
・2008年度=1万9044件

これは幼稚園・保育所から高校までの学校管理下(授業や部活動など)で起きた「顔や頭の骨折」の件数です。

20年で約2.4倍に増加しています。

頭や顔の骨折の増加は、子どもの身体能力の低下から転んでも手をつけず、体を支えられないことが原因の1つと考えられています。
また、ランドセルの側面に複数の荷物を紐で吊るしてる姿もよく見受けられますが、自動車や自転車がこの紐を引っ掛かけ、子どもが引きずられてしまう事故もおこっています。
身体の健康面で見た場合も、手荷物を持った前屈みになりやすい歩行姿勢は成長時の子どもの正しい姿勢作りにも影響する事が考えられます。

小学生の登下校に関係する健康・怪我や事故とは別に、子どもを狙らった犯罪は平成26年「警察白書」によると子供が被害に遭った犯罪の中で、「強制わいせつ」の犯罪件数が2013年、前年に比べ63件増え1117件となり近年増加傾向がみられます。

保護者の防犯意識の高まりから児童の防犯ブザー等の携帯数は増えてきました。
しかしとっさの場合、携行品で両手がふさがっていると、防犯ブザーを鳴らす機敏な対処にも影響することも考えられます。
(社)こどもすこやか研究所は、これらの小学生の登下校時の健康・安全・防犯面の向上を目指した調査研究をおこない、特に登下校に関する課題を解決する目的として 「小学生手ぶら登校プロジェクト」を立ち上げました。

小学生登下校課題
安全 Peace 転倒時のケガ自動車等に引きずられる事故

「顔・頭 骨折」 20年で約2.4倍

子どもの身体能力の低下から転んでも手をつけず、体を支えられないことが原因?

“引きずられてしまう”

ランドセルに巾着袋を吊るし、子どもが、クルマに 引きずられてしまう事故も発生しています。

防犯 Security 子どもを狙った犯罪

子どもを狙らった犯罪近年増加傾向

とっさの場合、両手が、ふさがっていると機敏な対処ができません。

健康 Health 体のバランスが悪い荷物の携行方法

“正しい姿勢作りに影響”

手荷物を持つ歩行姿勢は、前屈みになりやすく、成長時の正しい姿勢作りに影響します。

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